新たなコミュニティづくりへ こうち生協×高知市 包括連携協定を締結

地域活性化などを目指そうとこうち生活協同組合と高知市が包括連携協定を締結しました。こうち生協の強みを生かした新たなコミュニティ作りなどが期待されています。

この包括連携協定は、こうち生協が地域活性化や市民サービスの向上を目的に県内の市町村と結んでいて、高知市との締結は安田町に続いての締結です。

(高知市 桑名龍吾 市長)
「顔がみえる関係を持っているということで、幅広く市政が広がっていくのではないかと期待しています」

協定には、配達業務の際に体調不良など市民の異常を発見した場合、市に報告するほか、子どもの健全育成、地産地消の推進に関する内容など7つの項目が盛り込まれています。

こうち生協によりますと組合員からは近所付き合いが減っていることから人と人との“つながり”を求める声もあったということです。協定締結によって、こうち生協のネットワークの広さや配達業務の強みを活かした新たなコミュニティ作りが期待されています。

(こうち生活協同組合 佐竹一夫 理事長)
「孤立した一人世帯や子育て世帯など、生協にかかわることで行政とかのつながりがある中で自分が困っていることが解決するきっかけになったりとか、そんなことができるようになるんじゃないかなと思う」

高知市は「こうち生協のネットワークを生かして、市政の広がりや市民が住みやすい地域を作っていければ」としています。

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