6月3日は島根原発の点検不備問題を教訓に「原子力安全文化の日」2号機再稼働に向け「安全文化の醸成活動に努めてまいりたい」

6月3日は中国電力が定めた「原子力安全文化の日」。
今年12月に島根原子力発電所2号機の再稼働を控える中、関係者らはより一層、高い安全意識で業務にあたることを誓いました。

2010年に発覚した島根原発の点検不備問題を教訓に、安全意識を高め不正を防止しようと定められた原子力安全文化の日。

3日は、関係者およそ30人が島根原子力館にあるモニュメントに集まり、「誓いの鐘」を鳴らして再発防止や信頼回復に向けた取組みを継続することを誓いました。

中国電力 中川賢剛 代表取締役社長
「地域の皆様に安心していただける原子力発電所を目指して、引き続き、安全文化の醸成活動に努めてまいりたい」

島根原発2号機は、今年8月に再稼働を予定していましたが、去年12月に起きた構内での作業員死亡事故による工事の停止などにより、安全対策工事が遅れ、再稼働は今年12月に延期になっています。
また、1号機の廃炉作業は第2段階に進んでおり、中国電力には、より一層の安全意識の徹底が求められています。

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