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広島県呉市は、イベントの補助金を支給したNPO法人が、ウソの内容の申請書類を提出していたとして、およそ400万円の返還を求めることを明らかにしました。
呉市は、市中心部や商店街のにぎわいづくりを目的にしたマルシェイベント「あさまち」のうち、2022年からことし3月までの4回について、主催した「NPO法人SYL」に経費補助として396万円を支給しました。
呉市はNPO法人の理事長が代表を務める会社「ローカルズオンリー」が先月、事業を停止したことを受けて、補助金に関わるイベントを再確認していたところ、NPO法人が「あさまち」の運営を委託したとして申請書類に記載していた事業者が、実際には受託していないことがわかったということです。イベントは実際に開催されていましたが、どの事業者が受託していたかは現在、調査しているということです。
理事長が代表を務める「ローカルズオンリー」は、各地で開催されていたパンのイベント「パンタスティック!!」を運営していましたが、業況の悪化を理由に事業を停止していました。
呉市は、支給した補助金の返還を求めるとともに、刑事告訴を視野に警察に相談しているということです。