ホワイトソックス11連敗…選手は本塁交錯プレーに激高「誰かをブチのめす準備はできている」

ホワイトソックス・ファム(左)の走塁をめぐって、あわや乱闘に…(ロイター=USA TODAY Sports)

ホワイトソックスのトミー・ファム外野手(36)と、ブルワーズのウィリアム・コントレラス捕手(26)が一触即発の危険な状態となった。

ミルウォーキーで2日(日本時間3日)に行われた両軍の試合は、ホワイトソックスが1点を追う8回一死一、三塁からジュルクスの浅い左飛で三走ファムが本塁へ突進。本塁をブロックしたコントレラスが待ち構えてアウトになったが、直後にコントレラスが何か言葉を吐き捨てたことにファムが激高した。

審判や周囲が必死になだめて乱闘は免れたが、試合後も怒りは収まらず「俺は決して何かを始めるつもりはないが、終わらせる準備はしている。オフにあらゆる種類の格闘技(ケンカ)をするのにも理由がある。誰かをブチのめす準備はできている。ありのままに受け止めてもらっていい」と〝襲撃予告〟とも受け取れる武装な発言をした。

ファムは三塁コーチが手を回したことにも納得いかず「左翼への浅いフライだった。あのプレーでは左翼手がアウトにするのは当然だ。三塁コーチに言われて行かなきゃいけない状況でね。俺はホームから1マイルも離れたところでくぎ付けだ」と複数の米メディアに不満をぶちまけた。

一方、いち早くダグアウトに引き揚げたコントレラスは「彼が私に何を言っているのか分からなかった」と話していたという。

チームは3―6と完敗し、泥沼の11連敗。ア・リーグ中地区で取り残されたように最下位を低迷している。

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