静岡県への移住者過去最高を更新 東京からの移住者女性が語る「静岡の魅力」とは

静岡県は、2023年度の県外からの移住者が、過去最高の2890人に上ったと発表しました。実は近年、移住先として静岡県が人気急上昇中なんです。

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<社会部 山口駿平記者>
「こんにちは」

星野晴香さん(27)です。2023年10月、静岡市駿河区用宗に移住してきました。

<静岡市に移住した星野晴香さん>
「私が、用宗や静岡市の魅力を首都圏や東京の人に出張して、PRしてぜひ来てくださいというようなイベントで話すことも多いので、それに向けた資料を作っています」

星野さんは現在、静岡市の「地域おこし協力隊」に所属し、静岡市の活性化を促す活動をしています。

静岡県内への移住者は近年、急増していて、県によると2023年度の移住者は2890人で、過去最高を更新。

もっとも多かったのは浜松市の545人、次いで沼津市の378人などとなっています。

<ふるさと回帰支援センター 高橋公理事長>
「静岡がしっかりとした移住相談体制を作り、市町村の受け皿も作ってやっているということ。一般的には、東京から近いとか、観光が盛んとか、浜松を中心に雇用もしっかりあるとか、いくつかの条件が合わさって人気が高い」

コロナ禍によって、リモートワークが普及したことも移住者増加の大きな原動力になっています。

星野さんは元々、東京都内で英語の講師などをしていました。

<静岡市に移住した星野晴香さん>
Q.なぜ東京を出ようと思った?
「このまま東京だけ知って、一生終わるのもったいなと思って」

そんな「静岡暮らし」を始めて、半年ほどとなる星野さんにお気に入りのスポットを教えてもらいました。

<静岡市に移住した星野晴香さん>
「ようこそ用宗へ」「富士山とオクシズの山と海と新幹線と在来線の東海道線、全部見えるので『静岡市ってこういう場所ですよ』って口では伝えられますけど、ここに連れてきちゃう方が早い、そんな場所です」

東京生まれ・東京育ちの星野さんが見た静岡の魅力は…。

<静岡市に移住した星野晴香さん>
「海の幸もあって、山もあって川もあって、寒くない。これだけなんでも揃っていれば、人が増えるのも納得だなって」

移住者の呼び込みが、県内の地域の活性化に向けたカギとなるかもしれません。

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