【新日本・BOSJ】デスペラードが悲願初制覇に王手 石森太二との決勝戦に「最高じゃないですか、この状況は」

ピンチェ・ロコでDOUKIを仕留めたデスペラード

新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」は3日後楽園大会で準決勝が行われ、エル・デスペラードがDOUKI(32)を撃破し決勝戦(9日、大阪城ホール)進出を決めた。

Aブロックを1位で通過したデスペラードは、Bブロック2位のDOUKIと激突。鈴木軍で共闘したかつての盟友との大一番は、互いに一歩も譲らない意地の張り合いとなった。

DOUKIの執ような腕攻めに苦しめられながらも、スープレックス・デ・ラ・ルナだけは許さない。イタリアンストレッチNo.32をジャックナイフ式エビ固めで切り返すと、ラリアートも回避。逆さ押さえ込みの体勢からリバースタイガードライバーでマットに叩きつけ形勢逆転に成功する。最後はピンチェ・ロコで振り切り、悲願のBOSJ初制覇に王手をかけた。

2回の準優勝を経験しているデスペラードにとって、2年ぶり3回目の決勝戦。対戦相手はこの日の準決勝でTJPを撃破した石森太二に決定した。「最高じゃないですか、この状況は。あの人とシングルマッチやる時は、BOSJの公式戦か、タイトルマッチか、決勝戦か、毎回大事なところでやってんだ。スペシャルシングルマッチで組まれたっていいはずなのに、新日本が出し惜しみするようなマッチアップっつうわけだ。楽しみにしててくれよ。俺自身が楽しみだ」と言い切った優勝候補が、今年こそ頂にたどり着く。

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