【なでしこ】パリ五輪の彗星、20歳FW浜野まいか2ゴール!ミドルボレー&長谷川唯FKアシスト弾。NZに後半4得点で逆転勝利

後半CF起用の藤野あおば、交代出場の千葉玲海菜も決める。

[国際親善試合] 日本女子代表 4–1 ニュージーランド女子代表/2024年6月3日23:00(現地16:00)/ Estadio Nueva Condomina(スペイン/ムシアラ)

パリ・オリンピックのメンバー発表を前にした最後の海外遠征であり対外試合、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が4-1でニュージーランド女子代表とのスペインでの親善試合・第2戦、逆転勝利を収めた。0-1でリードされて後半に投入された浜野まいかが2ゴール。さらに藤野あおば、千葉玲海菜も決めた。

パリ五輪出場を決めているチーム同士の対戦に。なでしこは、現在のベストと言えるメンバーで挑んだが、立ち上がりからニュージーランドの強烈なプレスをモロに受けて苦しみ、熊谷紗希をリベロに置く最終ラインも引きすぎて、なかなか前線までボールが入らない。すると先制点を与えてしまう。

池田太監督は0-1で折り返した後半開始から、右ウイングに浜野まいか、左ウイングに千葉玲海菜、さらに中盤に谷川萌々子を投入。藤野あおばがセンターフォワードに入って、背後を狙いつつ引いてパスを引き出す。前線の揺さぶりからギャップを作り出し、全体が流動的に機能していく。

すると49分、ショートコーナーから長谷川唯のアーリークロスが跳ね返されると、浜野がミドルボレーを突き刺して同点に。さらに60分、素早い長谷川のフリーキックのリスタートから、背後のスペースを突いた浜野が再び決めて2-1と逆転した。

ここでニュージーランドが意気消沈したところを見逃さず、日本は66分、GKのフィードを弾き返し、藤野が鮮やかに決めてチーム3点目を奪った。

さらにそのあと、ゴール前に詰めた千葉も決めて4-1に。後半はNZを圧倒した。

結果的に前半劣勢を強いられたものの、これまでの主力から入れ替えて、運動量やアジリティを高めた後半、なでしこが狙う外連味なくゴールに向かうサッカーを展開。台頭してきた選手が大活躍するスペイン遠征ニュージーランドとの第2戦となった。

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