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池田太監督が率いる日本女子代表は現地6月3日、国際親善試合でニュージーランド女子代表とスペインのムルシアで対戦した。
今回のスペイン遠征ではニュージーランドとの2連戦が組まれ、5月31日の第1戦は2-0で勝利。連勝を目ざす第2戦のスタメンは、システム3-4-2-1のGKに山下杏也加、3バックは右から高橋はな、熊谷紗希、南萌華、ダブルボランチは長谷川唯と長野風花、ウイングバックは右に清水梨紗、左に北川ひかる、2シャドーは藤野あおばと宮澤ひなた、ワントップは植木理子という顔ぶれだ。
日本は立ち上がりから両サイドに起点を作り、ピッチを幅広く使いながら攻撃を組み立てていく。守備時はコンパクトな陣形を保ち、不用意にスペースを空けず、連動したディフェンスでピンチの芽を摘む。
マイボールにすれば、テンポの良いパス回しで局面を前に動かす。相手ゴールに迫る場面もあったが、ラストパスがあと一歩でつながらず、フィニッシュに持ち込めない。
攻めあぐねる展開のなか、22分に失点。右サイドを崩され、力強いドリブルで高橋をかわしてボックス内に進入してきたクレッグ・ミリーの強烈なシュートを浴びた。
1点を追う日本は果敢に反撃も、相手の鋭い出足に苦戦してスピードアップできず、効果的なアタックを繰り出せない。45+2分、長野の縦パスをボックス内で受けた植木のシュートは枠の外。ほとんど脅威を与えられないまま、0-1で試合を折り返した。
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迎えた後半、日本は長野、植木、北川がベンチに下がり、浜野まいか、千葉玲海菜、谷川萌々子を投入する。スタートからアグレッシブに攻め立てると、50分に同点に追いつく。
長谷川がゴール前に供給した浮き球のパスは相手にはね返されるが、そのこぼれに反応した浜野がダイレクトシュートでネットを揺らした。
なおも攻勢を強める日本。60分には浜野が2点目を奪う。長谷川の素早いリスタートで背後に抜け出すと、冷静なフィニッシュで逆転ゴールを挙げた。
試合をひっくり返した日本は66分にリードを広げる。相手GKのパスを宮澤がカットし、ボールを収めた藤野が狙いすましたシュートを突き刺した。
80分には守屋都弥のお膳立てから千葉がチーム4点目をゲット。終盤も危なげなく試合を進めた日本が4-1でタイムアップを迎え、貫録の逆転勝ちで2連戦を締めくくった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部