故障中のメッツ・千賀滉大と藤浪晋太郎、復帰は早くても7月の見込み「現時点で6月中に戻ることはありえない」MLB公式が報道

右肩の張りや炎症などでリハビリを続けているニューヨーク・メッツの千賀滉大の復帰は、早くても7月になりそうだ。

『MLB.com』がメッツの故障者の状況を整理。千賀については、「現時点で6月の復帰はありそうにない。正確なスケジュールは、6月に予定されているマイナーリーグでのリハビリ登板が始まるまで不透明だ」と記した。

千賀は春季キャンプ中に右肩痛で離脱。リハビリを続け、4月下旬に打者を相手にするライブBPに登板したものの、依然として右肩に不快感があった。あらためてMRI検査を受けると、右上腕三頭筋付近の神経炎症が判明している。

同メディアは、「メッツはセンガに無理を強いることなく、リハビリのスケジュールを自分で決めさせている。以前、メカニクスの状態を最高にしたいと語っていたが、いくつかの違和感があってプロセスが遅れている。これまでの経過を見る限り、6月中の復帰はありそうにない」と報じた。
また、右肩の張りで負傷者リスト(IL)入りしているメッツの藤浪晋太郎の復帰も、7月になる見込みだ。「メッツはフジナミを3Aから呼び戻し、ILに入れた。これで40人ロースターから外すことができる。チーム関係者は少なくとも6~8週間は欠場すると予想しており、復帰は早くても7月までかかる可能性がある」と伝えている。

さらに、「朗報なのは、キャンプ直前に1年325万ドル(約5億1000万円)で契約したフジナミが、手術を必要としていないと球団が確信していることだ」と、手術による長期離脱の可能性はないとも報じている。

藤浪はオープン戦5試合で防御率12.27を記録し、傘下3Aシラキュースに降格。そこでも9試合で防御率14.09と好結果は出せていなかった。

メッツは現地6月2日時点で24勝35敗。借金11でナ・リーグ東地区4位と低迷している。

構成●THE DIGEST編集部

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