大谷翔平効果で資金面に不安なしのドジャース、今オフも大物獲得は確実か!? 米メディアがFA市場の動向を予測「まだ使えるカネを持っている」

今オフもストーブリーグの“主役”となるのだろうか。

米スポーツサイト『FANSIDED』はロサンゼルス・ドジャースが、今季終了後のFA市場でも大物FA選手の獲得に乗り出すなど、ふたたび大型補強を敢行するものと予見している。

現地時間5月30日、同メディアでは、ドジャースが大谷翔平や山本由伸、タイラー・グラスノーらが加入した昨オフに他にも、FAとなっていたブレイク・スネルの獲得も狙っていたという、米国内で報じられたトピックを紹介しながら、「彼らはさらに支出する用意があった」と綴っている。

その上で、「まだ使えるお金を持っていることは、MLBの他の優勝候補には問題だ」と主張。ドジャースが他球団にとってFA市場での「大きな脅威」になると指摘する。

さらに、「彼らはショウヘイ・オオタニに7億ドルを約束したが、その多くの支払いは先延ばしされているため、彼の契約はロサンゼルスの支出の障害にはならない」と説いており、これまで多くの日本企業との契約を結んでいることから、「日本市場で大金を稼いでいるため、彼らが(オフに向け)資金をちらつかせる理由はさらに増える」と補強資金に不安はないと見通している。

加えて同メディアは、「オフには大物フリーエージェントが市場に出るだろう」としてFAを迎えるニューヨーク・ヤンキースのフアン・ソトの去就にもフォーカス。「ヤンキースはフアン・ソトとの契約を望んでいるが、ドジャースも狙っているはずだ」と予想し、他にもニューヨーク・メッツの動向にも触れており「確かに、スティーブ・コーエンとメッツはソトの関心を引くために喜んでお金を使うかもしれないが、本当の脅威はロサンゼルスかもしれない」と論じている。

また、ドジャースが他のFAプレーヤーにも関心を示すと見込んでおり、「たとえソトでなくとも、ドジャースの資金力は、市場で重要な補強を探している他のチームを凌駕する可能性がある。コービン・バーンズ、ザック・ウィーラー、マックス・フリードのような投手は、少なくともロサンゼルスが検討しなければならない」と候補となる名前を並べた。

早くもシーズン後での大物選手獲得が有力視されているドジャース。もちろん、夏のトレード期限までの補強にも注目が集まるのは言うまでもない。今や、球界屈指とも評される資金力がこの先、どのような形でチーム強化に繋がっていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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