読み聞かせ、人形劇25年 ありあけおはなしキャラバン(白石町)文科大臣表彰

文部科学大臣表彰を受け、田島健一町長(前列左から2人目)らと記念撮影する白石町の「ありあけおはなしキャラバン」のメンバー=白石町役場

 25年にわたって読み聞かせや人形劇を続けている白石町の「ありあけおはなしキャラバン」が「子どもの読書活動優秀実践団体」として文部科学大臣表彰を受け5月30日、町役場で受賞を報告した。

 1998年に旧有明町の女性らをメンバーに発足。幼稚園や保育所、小学校や老人施設、図書館などで読み聞かせを続け、年2回は人形劇の発表会も開いている。現在は9人で週1回は集まって練習し、月に1回程度活動している。町外から声がかかることもある。これまで県読書推進運動協議会会長賞、県教育委員会表彰などを受けている。

 報告会では片渕直美代表が「家族の協力に支えられた長い活動の間には、印象に残っていた子が中学校の先生になったり、いろんな思い出や励みになることがあった。これからも少しずつ頑張りたい」と振り返った。田島健一町長は「皆さんの活動は大人になっても心の中に生きている。これからも白石の子どもたちの記憶に残る活動を」と願った。(小野靖久)

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