【速報】成田空港に緊急着陸 エンジントラブルか ロサンゼルス行き貨物機、離陸2分後に緊急事態を宣言

成田空港

 4日午前10時15分すぎに成田空港を離陸したポーラーエアカーゴの米ロサンゼルス行き貨物機(ボーイング777型機)が、二つあるエンジンのうち右エンジンに不具合が生じた可能性があるとして緊急事態を宣言し、成田空港に引き返した。同日午前11時25分すぎに無事に着陸。乗員4人にけがはなかった。

 成田国際空港会社(NAA)と国土交通省成田空港事務所によると、トラブルがあったのは「ポーラーエアカーゴ752便」。A滑走路離陸から2分後に緊急事態を宣言した。

 同機は重量を減らして着陸を安定させるため銚子沖で燃料を投棄し、A滑走路に正常に着陸した。NAA消防と成田市消防から消防車など計20台が出動し、約10台が滑走路付近に到着して待機したが、着陸時の出火はなかった。

 同機は滑走路付近の誘導路まで自力走行して停止し、けん引されて駐機場に移動した。着陸から約20分間、A滑走路を閉鎖し、異常がないことを確認して同滑走路の運用を再開した。

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