コルツが長年チームで活躍した元TEダラス・クラークをリング・オブ・オナーに

インディアナポリス・コルツのダラス・クラーク【NFL】

元クオーターバック(QB)ペイトン・マニングのお気に入りのターゲットの1人だった選手が、インディアナポリス・コルツのリング・オブ・オナーに迎えられることになった。

コルツのオーナー兼CEOを務めるジム・アーセイが現地3日(月)に、9シーズンにわたってコルツ攻撃陣の要として活躍した元タイトエンド(TE)ダラス・クラークを、2024年シーズン中にコルツのリング・オブ・オナーに迎えると発表。そのセレモニーは、コルツがマイアミ・ドルフィンズを迎え撃つ10月20日(日)に行われる予定だ。

アーセイは声明で「コルツには、記録を破るタイトエンドやレシーバーを輩出するという長い歴史と伝統があり、ダラス・クラークはこれまで馬蹄(コルツのマーク)を身につけた偉大な選手たちと肩を並べている」と述べている。

「今日の試合で、タイトエンドはオフェンスにとって以前よりもかなりダイナミックで重要な存在になっている。ダラスはそのプレースタイルの先駆者の一人だった。彼はフィールド上では電撃的で、タフで、頼りになり、フィールド外では素晴らしいチームメイトであり、人間だった。そしてもちろん、インディアナポリスに初のワールドチャンピオンシップをもたらした重要なピースでもある。ダラス・クラークをインディアナポリス・コルツのリング・オブ・オナーに迎えられることを、とてもうれしく思っている」

レシーブ数(427回)とタッチダウンレシーブ数(46回)でコルツのタイトエンドとして歴代最多記録を誇るクラーク。コルツのタイトエンドとして記録したレシーブヤード(4,887ヤード)は、5,126ヤードをマークしたジョン・マッキーに次いでフランチャイズ史上2番目に多い。

2003年ドラフトで1巡目指名を受けたクラークは、元ワイドレシーバー(WR)のマーヴィン・ハリソンやレジー・ウェインとタッグを組み、マニングにとってダイナミックなトリオを形成。2006年シーズンに、キャッチ6回、137ヤードを記録したニューイングランド・ペイトリオッツとのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームを含め、プレーオフの2試合で100ヤードを突破したクラークは、チームが第41回スーパーボウルを制覇するのをけん引した。

クラークはオールプロのファーストチームとプロボウルに選出された2009年シーズンに、レシーブ数(100回)とレシーブヤード(1,106ヤード)でキャリアハイを更新し、10回のタッチダウンを決めている。

【RA】

© NFLJapan.com