明治時代の木造車両を運行! 7日に長崎電気軌道 「路面電車の日」を記念

 10日の「路面電車の日」を前に、長崎電気軌道(長崎市)は7日、明治時代製造の木造車両を記念運行する。雨天中止。
 愛好団体や事業者が1995年、日本の路面電車初開業から100年目に合わせサミットを広島で開催。「ろでん」の語呂合わせで6月10日を路面電車の日と制定した。長崎での記念運行は27回目となる。
 当日使用するのは11(明治44)年に造られた168号電車で、今年“113歳”。車掌も乗務する。浦上車庫を午前10時4分と午後3時に出発。いずれも3号系統のコースを通って蛍茶屋で折り返し、浜町アーケードを経由する2号系統のコースで浦上車庫に戻る。乗車できる営業区間は、往路が長崎駅前から蛍茶屋まで、復路は出島から浦上車庫まで。交通系ICカードは利用できない。詳細な運行時刻表は同社ホームページに掲載している。

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