次期iPhone 16 Pro、スマホ史上“最狭”ベゼルを実現か

Image:M.TAMS/Shutterstock.com

昨年秋に発売されたiPhone 15モデルは、画面周りのベゼル(額縁)がかなり薄くなっている。だが、スマートフォン競合他社の追撃も激しく、それぞれ凌ぎ(とベゼル)を削り合っている。次期「iPhone 16 Pro」モデルでは、どのスマホよりも薄い「世界“最狭”」になると著名リーカーが主張している。

リークアカウントIce universeはXにて、「私の友人はiPhone 16 Proがベゼルを縮小し、Galaxy S24を超える世界最狭ベゼルのスマホになると確認した」と述べている。同アカウントは、過去にアップルおよびサムスンの未発表製品につき、精度の高い情報を流出させたことで知られている。

「iPhone 16 Pro」および「iPhone 16 Pro Max」両モデルは、ディスプレイが大型化すると複数の情報源が伝えてきた。iPhone 16 Proは前モデルの6.1インチから6.3インチへ、iPhone 16 Pro Maxは6.7インチから6.9インチとなり、アップル史上最大のiPhoneになる可能性がある。

ただ本体サイズを大きくするのではなく、ベゼルも薄くして視聴の没入感を強めるとの予想も根強い。

iPhone 15 ProモデルではLIPO(低圧射出オーバーモールディング技術)を投入し、ベゼル幅を前モデルの約2.2mmから1.5mmまで削り込んだ。これはApple Watch Series 7で初採用され、いずれiPadにも導入されるとの報道もあった

さらにiPhone 16 ProモデルではBRS(Border Reduction Structure)を投入。すなわち画面下の回路をよりコンパクトかつ効率的に置くことで、下部ベゼルを薄くすると見られている

アップルは2020年のiPhone 12シリーズ以降、iPhoneの画面サイズを基本的に変えていない。iPhone 16世代で大型化に踏み切るとすれば、小型のiPhone 16 Proにも光学5倍のテトラプリズム望遠レンズを搭載すべく、内部スペースを確保するためかもしれない。

© 株式会社 音元出版