後輩隊員を指導したところ、ないがしろにされたと感じ…暴行 航空自衛官を停職3か月の懲戒処分

航空自衛隊美保基地は、後輩隊員に暴行を加えけがをさせたとして、50歳代の隊員を停職3か月の懲戒処分にしたと発表しました。

停職処分を受けたのは、鳥取県境港市にある航空保安管制群美保管制隊に所属する1等空曹の50歳代の隊員です。

美保基地によりますとこの隊員は2020年の4月と9月、後輩隊員に対し私生活の指導や助言をしたところ、ないがしろにされたと感じ、複数回、胸ぐらをつかむ暴行を加えました。

また、2021年には別の後輩隊員の私生活に対する指導をしたところ、反省の言葉や態度が見られなかったとして左胸を右手で突いて転倒させ、全治およそ2週間の傷害を負わせたということです。

隊員はこれらの行為について認めているということで、美保基地は3日付けで3か月の停職処分としました。

美保基地は、「隊員に対する教育指導を徹底し、同種事案の再発防止に努め、規律の維持に万全を尽くす所存です」とコメントしています。

© 株式会社山陰放送