「自助だけでなく互助の精神で共に学ぶ」55歳以上の人対象の県シルバー大学校入学式【徳島】

55歳以上の人を対象とした徳島県シルバー大学校の入学式が、6月4日に徳島市で行われました。

県シルバー大学校は、高齢者の生きがいづくりを支援し、地域福祉のリーダーを養成しようと県が開校しています。

県内には徳島校や鳴門校など9校があり、2024年度は防災やICTなど27のコースに、あわせて487人が入学しました。

入学式では、各校の代表者に入学許可証が手渡されたあと、副校長の志田敏郎徳島県副知事が「知識と経験に一層磨きをかけ、卒業後には地域の中心的存在として活躍してほしい」と、挨拶をしました。

これを受けて、新入生代表の加島俊彦さんが学びへの決意を述べました。

(鳴門校 ICTコース 加島俊彦さん(88歳)

「常に社会の一員としての自覚を忘れず、幅広い人間として、自助はもとより互助の精神をもって共に学び、卒業後は地域福祉の向上に少しでも役立てるよう努力する覚悟です」

入学生たちは2025年3月までの10か月間、それぞれのコースで専門知識を学びます。

© 四国放送株式会社