日銀前橋支店「群馬県内景気は持ち直している」と21カ月連続で判断を据え置き

日本銀行前橋支店

日本銀行前橋支店は6月の経済概況を発表しました。「群馬県内景気は資源高の影響を受けつつも持ち直している」と21カ月連続で総括判断を据え置きました。

日本銀行前橋支店が発表した6月の金融経済概況では、「資源高などの影響を受けつつも持ち直している」と21カ月連続で総括判断を据え置きました。

また、実体経済の動向を示す項目は、先月に引き続き6項目すべてで判断を据え置いています。

このうち「個人消費」は、「物価高の影響を受けつつも緩やかに増加している」で21カ月連続で判断は変わらず、家電量販店ではエアコンの売り上げが好調だったほか、温泉地もアジアや欧米など幅広い地域からインバウンドの客が増えているということです。

また、「住宅投資」は建材価格の上昇などが影響して8カ月連続で「弱めの動き」となっています。

肥後秀明支店長は、今後の景気の見直しについて「大企業中心の賃上げの動きが中小企業へも波及するのかどうか、また、円安がもたらす物価への影響を注視する必要がある」とコメントしています。

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