劇物の酢酸鉛を乳児が飲む粉ミルクに混ぜた罪に問われている女に懲役4年を求刑【香川】

劇物の「酢酸鉛」を親族の乳児が飲む粉ミルクに混ぜたとして傷害の罪に問われている坂出市の女の裁判がきょう(4日)結審し、検察は懲役4年を求刑しました。傷害の罪に問われているのは、坂出市の無職の女です。

起訴状などによりますと、女はおととし(2022年)7月から8月の間、当時住んでいた坂出市の自宅に置いてあった粉ミルクに劇物に指定されている酢酸鉛を混ぜ、当時、生後2~3か月の親族の女の子を貧血を伴う鉛中毒にした傷害の罪に問われています。

女は起訴内容を認めています。きょう(4日)の公判で検察側は強い犯意に基づく計画的な犯行で被害者両親の処罰感情も厳しいなどとして懲役4年を求刑しました。

一方、弁護側は犯行当時被告は解離性同一性障害の影響があったなどとして執行猶予付きの判決を求めています。判決は7月12日に言い渡されます。

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