津山市の山林で30日ツキノワグマが罠に捕獲され山に放たれる 県内で今年4頭目 体長1メートル45センチ 体重85キロ【岡山】

きのう(30日)岡山県津山市の山林に仕掛けられた罠でツキノワグマが捕獲されました。クマは麻酔銃で眠らされたのち、山へ放たれたということです。

津山市奥津川で捕獲されたツキノワグマです。きのう(30日)午前10時ごろ、津山市鳥獣被害対策実施隊員がシカ・イノシシ用の罠につかまっているのを発見し、勝北支所に連絡。駆け付けた地元の自治体や警察が確認したところ、体長1メートル45センチ、体重85キロで、推定10歳以上のオスだったといいます。

捕獲場所から民家までは約1キロ離れていて、岡山県の管理計画に基づき麻酔銃で眠らせたあと、山に放したということです。勝北支所ではきのう(30日)の夕方とけさ(31日)、防災行政無線で、山林に入る際は鈴やラジオなど音の出るものを携帯するよう注意を呼びかけたといいます。

(地元の人)
「怖いことは怖いです。イノシシよりも。襲ってくるから」
「学校に通う通学路でも気を付けてもらいたい」
「登山者に危険だという情報をしっかり伝えないといけないんじゃないかと思う」

今年、岡山県で捕獲されたツキノワグマはこれで4頭目だといい、今のところ人身被害はないということです。

(スタジオ)
ー岡山県の管理計画によりますと
・「山奥」で発見されたら放す
・「生活圏内での捕獲」や「人身被害」があった場合、殺処分することもある
などと決められているということです。
今回は生活圏内から1キロ以上離れていたため、放されたということです。

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