吉備中央町・有機フッ素化合物PFAS検出問題 希望者の血液検査を今年度と5年後に実施する方針を町が回答【岡山】

岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物・PFASが高い濃度で検出された問題です。吉備中央町は希望者の血液検査を、今年度と5年後に実施する方針を明らかにしました。

地元の有志による団体が吉備中央町の山本町長を訪ねました。今年3月、吉備中央町は希望者への血液検査を全額公費で負担すると発表していました。そこで地元の団体が町長に検査方針などについての公開質問状を送り、きょう(30日)町長から回答を受け取りました。回答書には血液検査を、今年度と5年後に1回ずつ実施することや、希望者への腎エコー検査も今後実施を検討することなどが記載されています。

(円城浄水場PFAS問題有志の会 小倉博司代表)
「血中濃度を測る血液検査をしてほしい。時間が経てば経つほど濃度も低くなるので、ぜひとも早くしてほしかったというのが私たちの思いです」

吉備中央町は検査の開始時期など、今後の見通しについて来月(6月)上旬にも住民に通知する予定だということです。

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