台湾地震で被害受けた花蓮市への募金が総額約270万円に 募金箱は6月14日まで設置 魏市長が盛岡さんさ踊り期間の8月に訪問の意向も 友好交流協定結ぶ盛岡市

盛岡市によりますと、今年4月に台湾東部を震源とする大地震で被害を受けた、友好交流協定を結ぶ花蓮市への募金や見舞金の総額が6月3日現在で約270万円になりました。このうち募金箱を設置している市役所の庁舎での募金や日本赤十字社の口座への救援金は6月14日まで受け付けるということです。

3日現在の総額は269万9776円で、内訳は日本赤十字社を通じて贈られる市役所の4つの庁舎に置かれた募金箱と救援口座への募金が計98万1075円、4月9日から26日まで受け付けた市職員、市議会議員、市消防団や関係団体からの募金が計121万8701円、市が災害の被災地にために支出できる市長交際費を活用した見舞金が50万円です。募金箱と救援金による募金については6月14日まで継続して市民らの善意を受け付けています。

また、内舘茂市長は3日の定例会見で、花蓮市の魏嘉彦(ぎ・かげん)市長が盛岡さんさ踊りの行われる8月に盛岡市を訪問する意向だと明らかにしました。

魏市長は去年9月の盛岡秋まつりのパレードに参加しました。5年前に結ばれた友好交流協定以前から続く花蓮市との交流で、実現すれば歴代市長として初めての盛岡さんさ踊り参加となります。

市によりますと、魏市長は協定5周年の記念事業として、内舘市長をはじめ盛岡市がツアーを組んで11月に花蓮市を訪れるよう求めているということです。期間中に開催される祭りイベントに盛岡山車の参加要請もあったということです。

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