河合優実主演『ナミビアの砂漠』9月6日公開へ 上海国際映画祭パノラマ部門出品も決定

山中瑶子が監督・脚本を務めた河合優実主演映画『ナミビアの砂漠』の公開日が9月6日に決定。また、第26回上海国際映画祭パノラマ部門への出品も決定した。

本作は、第39回ぴあフィルムフェスティバルで取り上げられ、PFFアワードで観客賞を受賞、第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待された『あみこ』の山中監督による本格的な長編第1作。『由宇子の天秤』『不適切にもほどがある!』(TBS系)などの河合が主演に抜擢された。

本作が、6月14日から23日にかけて中国・上海で開催される第26回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門カンヌ・エクスプレスに出品されることが決定。同映画祭のパノラマ部門はいくつかのセクションに分かれるが、カンヌ・エクスプレスはカンヌ国際映画祭で上映された作品のうち、選りすぐりの作品をいち早くアジアで上映するという狙いがある。

上海国際映画祭のプログラミング部門のマネージャー・Sammon Zhangからはコメントも到着した。

■Sammon Zhang コメント
山中瑶子監督が19歳の時に独学で作った初長編『あみこ』は第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に、史上最年少で招待された。しかし彼女の本当の意味での初長編は本作だと言えるだろう。2024年カンヌ国際映画祭の監督週間に選ばれ、国際批評家連盟賞を受賞。山中監督は本作で現代の日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描いている。彼女がレンズで捉える彼らは、シニカルな魅力と今にも爆発しそうな情熱にあふれていて、まるでニューウェイヴ映画の主人公を見ているようでもある。ヒロインを務めるのは“令和の山口百恵”と言われている河合優実。彼女の自然な演技が新鮮かつチャーミングな活力を作品に注入している。
Sammon Zhang / Manager, Film Competition & Programming Dept.
(文=リアルサウンド編集部)

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