「つやつや」アシカの赤ちゃん とべ動物園、5日から一般公開

 県立とべ動物園(砥部町上原町)は4日、園内で生まれたカリフォルニアアシカの赤ちゃんを報道機関に公開した。母子共に健康で授乳の様子も確認できたため、5日から一般公開する。

 赤ちゃんは、2日に父親「ザロ」(6歳)、母親「ココア」(8歳)の間に誕生した。性別は不明だが、体重は約7キロで、つやのある黒色の体毛に大きな目が特長。

 飼育担当の高市敦広さん(54)によると、赤ちゃんは現在、泳ぎを覚えており「水の中ではクリオネのようで愛らしい」と目を細める。あと1週間程度で泳ぐ姿が見られそうだという。

 ココアにとって子育ては初めてで、寝る間も惜しんで寄り添っている。4日も母子はぴったりくっつき、赤ちゃんが元気にお乳を飲んでいた。

 一般公開は、開園日の午前9時~午後4時45分に実施する予定。高市さんは「愛情いっぱいのアシカの親子に会いに来て」と話していた。(尾崎麻貴)

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