「冨安とティンベルは最も重要な存在」来季のアーセナルでカギを握るのは左SB? 英メディアが分析「もし今季、彼らが多くの時間でプレーできていれば…」

日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは今季、プレミアリーグ4連覇を達成したマンチェスター・シティと勝点2差の2位でシーズンを終え、20年ぶりのリーグ優勝を逃した。

悲願のプレミア制覇を目ざす来季に関して、英メディア『The Athletic』は、今季の開幕戦で大怪我をし、長期離脱を強いられていたユリエン・ティンベルが大きな役割を担うと予想。さらに、冨安を含めた左サイドバックが重要なカギを握るポジションになると分析している。

【動画】冨安が最終節で決めた鮮烈弾! 2人の股を抜く正確なダイレクトシュート
同メディアは2人の特長に触れつつ、以下のように見解を示した。

「アーセナルが進化するための重要なテーマは、『予測不可能性』だ。冨安とティンベルは、サイドバックが内側に入り、センターバックがややワイドに開く動きにおいて、最も重要な存在である。ティンベルはアヤックス時代にMFとしても活躍していたため中央で快適にプレーできるし、冨安は左サイドバックのポジションで左右の足でプレー可能。異なる角度のパスが供給できる」

また、「もし今季、冨安とティンベルがより多くの時間でプレーできていれば、アーセナルはより流動的なフットボールを展開できていたことは想像に難くない」と嘆いた。

今季はシーズン途中に怪我による離脱がありながらも、出場した試合では安定したプレーを披露し、終盤にはレギュラーの座を確保していた冨安。来季のパフォーマンスにも期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社