「エンドウが主力では新シーズンを迎えられない」遠藤航に危機。リバプールがポルトMFの獲得に本腰と現地報道「中盤に存在感のある選手が欠けている」

昨夏にシュツットガルトからリバプールに移籍した遠藤航は、加入当初こそプレミアリーグのサッカーに苦しんだものの、昨年12月からは不動のアンカーとしてプレゼンスを発揮してきた。

だが、疲労やチーム全体の不調もあってシーズン終盤にややパフォーマンスが低下。31歳という年齢もあり、「6番の補強」が議論に上がっている。

そんななか、英メディア『Thehardtackle』は6月2日、「リバプール、アラン・バレラ獲得に向けた取り組みを強化」と題した記事を掲載。こう伝えている。

「エドゥアルド・ブルゴス記者によると、リバプールはアラン・バレラ獲得に向けた取り組みを強化する予定だという。ポルトとの契約に7000万ユーロの解除金条項が付帯されているこのMFをめぐって、ポルトとの交渉が開始される見込みだ」

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記事は「リバプールはいま、このMFの獲得にさらに力を入れており、彼を今夏の最優先補強選手の一人とみなしている。7000万ユーロの移籍金全額を支払わなければならないかどうかは疑問だが、リバプールとポルトは長年良好な関係を築いており、その間にルイス・ディアスを含むいくつかの取引が行なわれた」と続けている。

同メディアは「リバプールは、エンドウを主力の守備的MFとして新シーズンを迎えられない」と主張。こう見解を示している。

「昨夏にファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンがチームを去って以来、中盤に存在感のある選手が欠けていることが何度もあった。そのため、そのエリアで存在感のある選手を獲得することが重要であり、バレラは手に負えない存在であると示した」

いずれにしても、純粋な守備的MFが実質遠藤だけだった状況を考えれば、ライバルの加入は避けられない。新シーズンは熾烈なポジション争いが待っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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