「予約方法がわからない」AIオンデマンド交通 “あいのり大山” で富山県が体験会「停留所が遠すぎる」との声も…

富山市の南部、大山地域でことし4月から運行しているAIを活用した乗り合いバス「あいのり大山」の体験会が4日、開かれました。

富山市が大山地域で提供しているAIオンデマンド交通システム「あいのり大山」は、予約に応じて44か所ある停留所で乗客をピックアップ。AIが目的地までの最適ルートを案内してくれるサービスです。

利用者の多くを占める高齢者から予約方法などが分からないという声があり、富山市がきょう体験会を開催しました。

参加者は市の担当者から予約方法についての説明を受けたあと、実際にスマートフォンを操作し、予約方法を確認しました。

バスは10人乗りのステップ付きワンボックスワゴンで、基本料金は一回200円。中学生以下は無料で、65歳以上や障害者、高校生は100円で利用できます。

参加した人:「もうそろそろ免許返納なので買い物とかお医者さんとか行くときに使えたらいいかなと思います」

参加した人:「一番近いところ(停留所)でも歩いたら10分以上かかるようなところなので、もし家の近くに停留所ができればって感じですかね」

富山市によりますと利用者からは停留所が遠すぎるとの声もあがっているということで、さらなる利用者増加に向けて停留所の追加も視野に検討を重ねていくということです。

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