「中国で最も美しい道路」の一つとされる新疆ウイグル自治区の独庫道路が「冬眠期」（毎年10月から翌年5月まで道路が一時閉鎖される）を終え、6月1日に通行が再開されました。今年は過去5年で最も早く再開され、例年より10日以上早く、観光客は道路沿いの美しい景色を一足早く味わうことができます。
独庫道路は国道217線の南に位置し、北は独山子から、南はクチャ（庫車）に接し、全長は561キロに及びます。沿道の景色は素晴らしく、高い山や険しい山を越え、深い谷や険しい谷を横断し、「十里十色（10里で気候が異なり）、1日で四季を旅することができる」といわれるドライブ体験ができ、全国各地の観光客を魅了しています。
そんな美しい道ですが、天山の山間部では冬の降雪や凍結などの影響を受けるため、毎年約半年が「冬眠期」となっています。毎年夏に通行が再開されると人気の観光地となり、世界中から観光客が訪れます。
独庫道路は中国誌「中国国家地理」で「天山山脈を縦断する景観道路」に選ばれ、沿道には独山子大峡谷、ドンブラ草原、バインブルク大草原などの有名な観光地があります。多くのドライブ観光客から「一生に一度は行くべき道路」と呼ばれ、「最も美しい天山の道」といわれています。（提供/CRI）
