アザラシとペンギン “すだれ設置” で10℃涼しく!夏の日差しから “お肌” を守れ…富山・魚津市

本格的な夏を前に魚津水族館では強い日差しから動物たちを守る日よけの設置作業がはじまりました。

魚津水族館では4日ゴマフアザラシの「まちこ」と「ハル」が見守るなかプールに「すだれ」が設置されました。ゴマフアザラシは暑さに弱く水温があがると過去に食欲をなくしたり、お腹を壊してしまったことがあったといいます。

魚津水族館・西馬和沙さん:「全身毛で覆われているんですけど、地肌が黒いんですよ。(水温が高いと)はげちゃうんで、全身黒くなっちゃうことがあります。地肌を直接、ステージだったりにこすっちゃたりすると湿疹とかもできやすくなって、傷がつきやすくなったりもするのでなるべく剥げないようにしたいなと思います」

アザラシの体調をチェックするためのプールの横のステージは真夏には「すだれ」がないと35℃くらいまであがってしまうということです。

魚津水族館・西馬和沙さん:「(すだれで)ステージの表面積の温度がの10℃くらい下がって、普段給仕するときにステージにあげるんですけど、そのときにアザラシが暑いって思いをしなくて済むのと、もう一つは飼育員も涼しいのでこの暑い夏を乗り切れると思います」

4日「フンボルトペンギン」のプールにも日よけが設置されました。

魚津水族館では来月からプールの水により冷たい井戸水を加えるなどの暑さ対策も行うということです。

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