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6月14日に開幕するEURO2024に向け、イタリア代表はフィレンツェ郊外のコベルチャーノで合宿を行なっている。6月3日には、前回王者として大舞台に挑むチームを激励しようと、スペシャルゲスト5人が姿を現わした。いずれもアッズーリ(イタリア代表の愛称)で10番を背負った、ジャンニ・リベラ、ジャンカルロ・アントニョーニ、ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、フランチェスコ・トッティだ。
イタリア代表のルチャーノ・スパレッティ監督の発案で、“ファンタスティック5”を代表合宿に招待。レジェンドたちは選手たちと寝食をともにし、コーチとしてトレーニングにも参加するという。
FIGC(イタリアサッカー連盟)のガブリエレ・グラビーナ会長は、「私たちの招待を受け入れてくれた“ファンタスティック5”に感謝したい。リベラ、アントニョーニ、バッジョ、デル・ピエロ、トッティと、忘れられないチャンピオンがこの場に揃ったのは、アッズーリのユニホームに対する美しい愛の証であり、代表チームの歴史がさまざまな世代を経て、精神と誇りを燃やし続ける輝かしい例でもある」と語った。
“ファンタスティック5”の招集を発案したスパレッティ監督は、「私たちは“神話”を必要としているし、それに見合う人物がここにいる」と5人のレジェンドを紹介。選手たちに向けては、「私たちは歴史に恥じない戦いを見せなければいけない。歴史が詰まったイタリア代表のユニホームを着るのは、少し気が重いかもしれない。ただ、安心してほしい。このユニホームを最も恐れているのは対戦相手だ」と語った。
久しぶりに代表招集を受けたバッジョは、「呼ばれたのはうれしい驚きだった。選手たちには、どんな場面も美しい瞬間なのだから、穏やかに喜びをもって立ち向かってほしいと伝えた」と明かし、トッティは「素晴らしい監督とスタッフがいるから、勝つためにピッチに立ってほしい」と代表の躍進を期待。デル・ピエロは「プレッシャーはあるだろうけど、チャンスは十分にあると思う。どの相手も強いが、挑戦ほど美しいものはない」と激励した。
レジェンド5人の登場にファンも即反応。「バッジョは唯一無二のアイドル」「イタリア代表の10番には歴史がある」「すごいメンバーが揃った」「レジェンドが勢ぞろい」「美しすぎる」「ヒーローばっかりだ」「リベラは異次元だった」「彼らが現役だったら……」「歴史が詰まっている」「ブラジル人だけど、バッジョが好き」「リベラは80歳なのに、50歳に見える」「今回の10番は誰になるだろう?」などと、コメントしていた。
構成●THE DIGEST編集部