【ロッテ】吉井監督「最低5回は投げてほしかった」 期待の〝続投〟が裏目で18失点大惨敗

3回、しびれを切らし投手交代を行ったロッテ・吉井監督(左)

ロッテが4日の巨人戦(東京ドーム)に2―18で完敗。11連勝が止まった後の連敗で交流戦首位から陥落した。

序盤の大量失点がすべてだった。先発した小島が3回に9者連続安打を浴びるなど、この回途中までで12安打を浴びて自己最悪となる11失点の大炎上。初回からスコアボードに「2」「0」「11」と衝撃的な数字が刻まれ、火をつけてしまったG打線に計23安打の猛攻を食らった。

ベンチとしてはここまで打ち込まれる前に小島を代える選択肢もあったはず。だが、試合後の吉井理人監督は「期待を込めて(6連戦の)頭を任せている。最低5回は投げてほしかった」と語った。左腕には今季の開幕投手も託した。チームで最も信頼できる投手だからこそ試合の中での復調を願って〝続投〟させたが、これがかえって裏目に出てしまった形だ。

打たれ放題に打たれてしまった当の小島は「何も話せることはありません」とうなだれるしかなかった。とはいえ、何点取られても1敗に変わりはない。まずは5日の同戦で連敗を止めるためにも、仕切り直すしかなさそうだ。

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