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柔道男子でパリ五輪100キロ超級代表の斉藤立(22=JESグループ)が、同級で五輪を2度制しているテディ・リネール(フランス)の対策に自信をのぞかせた。
国士舘大OBの斉藤は4日、東京・多摩市の同大で練習を公開。5月のグランドスラム(GS)カザフスタン大会で優勝するなど好調をキープしている。「(状態が)良くなっているのを実感しているし、もっと上がってくると思う」と充実した表情を浮かべた。
初の五輪で警戒する選手について「先日の世界選手権で優勝した韓国のキム・ミンジョン、ジョージアの選手、ウズベキスタンの選手、ロシアの選手、そしてリネール。5人の選手がトップに上がってくると思う。そういう人たちにフォーカスを当てて、個別に対策するのは継続してやっている。妥協は許さないので」と列挙。中でも、最大のライバルとして立ちはだかるのがリネールだ。
その強さについて「特にリネールは組手で自分の間合いを徹底している。その間合いをいかに潰せるかが勝負だと思っている。いかに距離を詰めて圧をかけていくか。大体(リネールが)こうするだろうなと想定はしているけど、その上をいかないといけない」。絶対王者を分析しつつ、気を引き締めた。
3月のGSアンタルヤ大会決勝では敗れている。「手応えはものすごいあって、自分がやってきたことが合っていたなと。ちょっとやられたところだけ精神面や状況とか、自分を客観的に見られなかった」と収穫と課題を口にした。
自国開催の絶対王者狩りへ、斉藤が闘志を燃やしている。