【フィリピン】不動産セブランド、24年は277億ペソ投資[建設]

フィリピンの中部セブ市を本拠とする不動産開発大手セブ・ランドマスターズ(CLI)は4日、2024年に276億5,000万ペソ(約731億円)を投資して主力事業を強化すると発表した。南部ミンダナオ島ブトゥアン市やジェネラルサントス市での開発事業のほか、同社にとって初となる北部ルソン島での事業に注力する。

3月にはNTT都市開発のシンガポール法人NTT UDアジアと提携し、セブ州での住宅分譲プロジェクトを始動した。初めての外資との共同事業で、経済特区「セブITパーク」内の面積約5,800平方メートルの敷地に、29階建てと31階建てから成る総戸数900戸の分譲住宅の建設を進める。

セブ・ランドマスターズの23年12月期の連結決算は、純利益が前期比29%増の46億4,000万ペソ、売上高が同20%増の188億ペソだった。純利益の過去7年間の平均成長率は24%に達するなど急成長を遂げている。

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