ドジャース先発陣に間もなくミラー復帰と米報道! さらにカーショウもライブBP登板、指揮官も順調な回復を強調 「予定よりかなり早い」

ナ・リーグ西地区首位を走るロサンゼルス・ドジャースで、故障からの復帰を目指す投手の回復状況が報じられている。今季、タイラー・グラスノーや山本由伸、ジェームズ・パクストンら新加入選手が中心となったローテーションで白星を重ねてきたドジャース先発陣に、間もなく、大きな期待が寄せられている若手やベテラン投手が戻って来るようだ。

米スポーツメディア『FANSIDED』では現地時間6月3日、ドジャースで調整を行なっている負傷者に関するトピックを配信しており、ボビー・ミラー、クレイトン・カーショウの現状を伝えている。

メジャー2シーズン目を迎えているミラーは、先発ローテーションの一角として開幕を迎えたものの、3度目の登板となった4月10日のミネソタ・ツインズ戦後、右肩炎症により負傷者リスト(IL)入りとなっていた。同メディアによると、「他の多くの傷ついたドジャース投手よりも着実に回復し、マイナーでリハビリを開始した」として、すでに5月下旬より3Aでの登板も行なっているという。

ここまで3Aでの実戦では打ち込まれているとしながらも、「ドジャースはこの不調にもかかわらず、すぐに彼を復帰させる可能性が高い」と見通している。

また、昨季終了後、左肩を手術したカーショウについても、「復帰に向けて順調に進んでおり、予想よりも早いかもしれない」と綴っており、「シーズン中、ドジャースタジアムで投球する姿が何度も目撃されており、土曜日には手術後初めてライブBPでの投球を行なった」として、ここまでの調整の様子を伝えている。

さらに同メディアは、「デーブ・ロバーツはカーショウの復帰について『予定よりかなり早い』と述べた」と指揮官のコメントも紹介。その上で、「7月下旬か8月上旬に復帰すると見込まれているが、他の投手と比較しても、彼の回復は目覚ましいものがある」と指摘。ベテランの戦列復帰を見通し、期待を寄せた。

昨季、ルーキーイヤーで11勝をマークしたミラーと、サイヤング賞3度、通算210勝を記録するなど球界屈指の実績を誇るカーショウが公式戦出場可能となれば、夏場の戦いの中で頼もしい存在となることは言うまでもない。また、シーズン中盤以降やプレーオフを見据える上でも、ドジャース先発陣に厚みを加える、両投手の復帰は好材料となるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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