漫画「医龍-Team Medical Dragon-」などで知られる乃木坂太郎のベストセラーコミックスを、柳楽優弥主演で実写化した映画『夏目アラタの結婚』（9月6日公開）から、中川大志ら新キャスト6名が発表され、特別映像が公開された。
本作は、元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公が、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人である死刑囚・品川真珠にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。主人公の夏目アラタを柳楽が、死刑囚として収監されている真珠を黒島結菜が演じる。「TRICK」「SPEC」シリーズなどで知られる堤幸彦監督がメガホンを取った。
新たに発表されたキャストは、事件の担当弁護士であり、真珠の無実を信じる宮前光一役の中川、アラタが勤める児童相談所の先輩で真珠に心酔する桃山香役の丸山礼、アラタの行動を注視する児童相談所の所長・大高利郎役の立川志らく、真珠を追い詰める検事・桜井健役の福士誠治、面会室でのやり取りを見張る刑務官・井出茂雄役の今野浩喜、そして控訴審の裁判長で真珠の本心を疑う神波昌治役の市村正親という6名。
共演の柳楽について、中川は「柳楽さんはすごく尊敬する先輩で、大好きな役者さんなので、いつかご一緒できたらいいなとずっと思っていました。今回共演することが出来て嬉しかったですし、とても優しくてチャーミングな方なので、現場ではいつも楽しく過ごさせていただきました」と喜びを明かした。
一方の黒島とは役柄の影響から現場ではほとんど話さなかったそうで、「黒島さんが、真珠のキャラクターをどの様に成立させるか葛藤しながら、自分の中で噛み砕いて戦っている姿を見ていたので、その姿に心を動かされましたし、僕もそこにシンクロさせながら演じることができました。真珠の得体のしれないパワフルさや、周りの人たちの心をどんどんかき乱して引き込んでいく姿は魅力的ですし、僕自身も自然と引き込まれていってしまいました」と自身の演じる役と自然とリンクしながら黒島演じる真珠の魅力に引き込まれたいったと語った。
併せて公開された特別映像では、新たに発表された6人のキャラクター達が、事件を巡り真珠に振り回され翻弄されていく様子が1人1人紹介されており、本編の緊迫した雰囲気が伝わってくる内容となっている。（高橋理久）
