甘さ、香り、高品質 三川・アンデスメロン初競り、最高値5キロ8万円

活気あふれるかけ声が響いたアンデスメロンの初競り=三川町・公設庄内青果物地方卸売市場

 庄内地方特産のアンデスメロンの初競りが4日、三川町の公設庄内青果物地方卸売市場で行われた。糖度は16~17度と高く、3玉入り5キロの1箱に、2022年と同じ8万円の最高値が付いた。

 同町成田新田の成沢秀雄さん(74)がハウスで栽培し、前日に収穫した10箱(1箱5キロ、3~4玉入り)が、丸果庄内青果(佐藤玲子社長)の競りにかけられた。3~4月に暖かい日が多く、全体的に順調に着果し、例年よりも生育が早いという。

 競りには約30人が参加した。最高値で落札した、地元の野菜や果物のネット販売などを手がける「やさいろ」(鶴岡市)の秋山和宏代表(44)は「初物は縁起が良く、奮発した。見た目も香りも高品質で、多くの人に味わってもらいたい」と話した。

© 株式会社山形新聞社