MLB=水原被告、銀行詐欺などの罪認める 10月に量刑言い渡し

[サンタアナ(米カリフォルニア州) 4日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)ドジャースに所属する大谷翔平選手の元通訳である水原一平被告(39)が4日、カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、自身の賭博による借金返済のために大谷選手の口座から金を盗んだ罪などを認めた。

水原被告は大谷選手の口座から本人に無断で約1700万ドル(約26億円)を不正に送金した銀行詐欺のほか、虚偽の納税申告の罪を認めた。

連邦検事のマーティン・エストラーダ氏は罪状認否後の記者会見で「詐欺は深刻で広範囲に及んでいた」と述べた。銀行詐欺については最高で禁錮30年、虚偽の納税申告では最高で禁錮3年を科される可能性があるが、エストラーダ氏は求刑に言及せず、水原被告は刑期を終えた後は日本に強制送還となる可能性が高いと話した。

大谷選手は書面で声明を発表し、「私及び家族にとっても重要な終結を迎えることができました」とコメント。「この事件に終止符を打ち、前に進む時期が来たと思っています」と述べた。

量刑は10月25日に言い渡される。

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