トランプ氏、控訴へ 不倫口止め裁判の有罪評決に不服

[ニューヨーク 31日 ロイター] - トランプ前米大統領は31日、不倫口止め料の不正会計処理を巡る有罪評決を不服とし、控訴する意向を示した。ニューヨーク市マンハッタンにあるトランプタワーのロビーで会見を行った。

ただ、控訴するには7月11日の量刑宣告まで待つ必要がある。

トランプ氏はこの日、台本なしで33分間にわたって演説し、今回の裁判は自身の大統領選出馬を妨害する試みだと不満を表明した。とりとめのない発言を繰り返したが、支持者からは拍手喝采を浴びた。記者団からの質問は受け付けなかった。

不倫口止め料を巡る裁判で、ニューヨーク州地裁の陪審員は30日、2日間の評議の末に34件の罪状全てでトランプ氏を有罪と判断した。米国の大統領経験者に対する有罪評決は初めてとなる。

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