コンテナ式ホテル整備 酒田港エリア、9月オープン

今年9月にオープン予定の「SAKATANTO Container Hotel 〝CAMPS〟」のイメージ図(同社提供)

 酒田市の酒田港東ふ頭交流施設「SAKATANTO(サカタント)」を運営している「GOOD LIFE ISLAND(グッド ライフ アイランド)合同会社」(本間当代表)は4日、船場町緑地公園エリアに、コンテナ式のホテル「SAKATANTO Container Hotel 〝CAMPS〟(コンテナ ホテル 〝キャンプス〟)」を今年9月にオープンさせると発表した。

 同緑地は東ふ頭沿いにあり、公園や遊歩道、駐車場などがある。現在の施設はなくさず、建設予定地の面積は約1778平方メートル。コンテナの宿泊棟14棟を設ける。食と観光の拠点となっているSAKATANTO近くに宿泊拠点を整備することで、酒田港の本港エリアのにぎわい創出を目指す。宿泊料金は1泊6千円程度を設定する予定。

 1棟当たり15平方メートルほどで最大4人の宿泊が可能。シングルベッド2台とマットや寝袋、エアコン、冷蔵庫などを備える。各棟乗用車2台分の駐車スペースも設ける。トイレやシャワー、洗濯機、サウナなどは共用で、集合棟に整備する。

 総事業費は約1億円で、国の事業再構築補助金を活用する。合同会社の構成企業・仮設機材工業(同市)が県から購入した土地を活用する。電源やシャワーなどが使用可能な車中泊エリアの整備も予定している。

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