カズレーザー 夏前に要注意…異臭のもととなる“皮膚ガス”の原因と予防法とは

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が4日に放送された。今回は2時間SPでテーマは『超最新健康診断で芸能人の体を隅々まで徹底検査SP』。「あなたのニオイは大丈夫?夏前に要注意!緊急皮膚ガスチェック」という講義では、東海大学理学部の関根嘉香教授が登壇。出演者たちの体から発せられるニオイのもと、皮膚ガスを分析した。

東海大学理学部 関根嘉香教授

皮膚ガスとは、人間の皮膚から放出される、体臭のもととなる揮発性物質。個々人のコンディションから大きな影響を受けるとされ、臭いの種類は800種以上とも言われる。関根氏によれば、皮膚ガスの発生には、主に皮膚の酸化が関係しており、夏は汗だけでなく、皮脂の分泌量も増えるため、これからの時期、注意が必要なのだという。

関根氏は今回、出演者たちの体を分析し、3種類の皮膚ガスについて解説した。まず紹介されたのは、『ヘキサナール』。古い牛乳の異臭がする成分で、ただ不快な臭いがするだけでなく、臭いによって不安感を伝える悪影響もあるのだそう。強いストレスにさらされることで、皮脂が酸化し発生するため、うつ病の入り口ともいわれる6月は、特に注意が必要とされる。

出演者たちの体をチェックしてみると、このヘキサナールの値が1番高かったのは、本田望結。その値は臭いを感じ取れるレベルの約3倍で、驚きのあまり本人も目を丸くした。関根氏によれば、本田はアスリートであるため、ヘキサナールの分泌に関係する、活性酸素が通常の人よりも発生しやすいのだそう。皮脂の代謝も人より多いことが予想されるため、特段問題はないと聞き、胸をなでおろす。ヘキサナールへの対策には、抗酸化作用のある食べ物を摂取することが効果的とのことで、トマトやキュウリ、ピーマンなどの夏野菜を食べることが推奨された。

次に紹介されたのは、カメムシのような臭いのする、『2-ヘキセナール』という成分。皮膚上の常在菌が、皮脂を分解することで発せられるようで、この成分の値が最も高かったのはカズレーザー。基準値の4倍以上の数値で、「ほぼカメムシじゃん」とコメント、笑いが起こった。この成分への対策は、とにかく皮脂を洗い流すことらしく、シャワーだけでなく、湯船にも浸かることで、皮脂が落ちやすくなるのだそう。しかし身体にある程度必要なものであるため、過剰に落としてしまうと、反対により多く皮脂が分泌してしまうとのこと。優しく体を洗うようにとのアドバイスがなされた。

皮膚ガスは、不快な臭いや悪影響を及ぼす成分だけでない。関根氏が3つ目に紹介したのは、脂肪燃焼のサインであり、熟したリンゴのような甘い匂いのするアセトン。夏に向けてダイエットに励む若い女性が多く分泌するのだそう。この成分の数値が高ければ、それすなわち脂肪燃焼に成功しているということで、分析の結果に出演者たちが注目すると、一番数値が高かったのは月島琉衣だった。関根氏によれば1時間のランニングでアセトンがおよそ3倍になったという研究結果もあるのだそう。

今回の分析結果を受け、カズレーザーは「なんでこういう数値になったかの、理屈が説明できるのが面白い」とコメント。さらに自身がカメムシの臭い成分が一番高かったことから、「あぐらをかかずに、もっと上を目指します」と発言し、スタジオの笑いを誘った。

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写真提供:(C)日テレ

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