小学2年の男児、転倒して頭部を強打し嘔吐も救急車呼ばず… 母親からの再要請で搬送され「頭部骨折、外傷性くも膜下出血」と診断 一時ICUで治療

愛媛県新居浜市内の小学校で児童が転倒して頭を強打し、嘔吐などの症状があったにもかかわらず、学校がすぐに救急車を呼んでいなかったことが分かりました。

新居浜市教育委員会によりますと、先月24日午前8時ごろ、市内の小学校の中庭で、2年生の児童がほかの児童2人と衝突して転倒した際、左の側頭部を地面に強打、直後に顔色が悪くなりおう吐したということです。

学校が母親に連絡すると救急車を呼ぶよう求められましたが、症状の改善が見られたとしてその時は呼ばず、学校に駆けつけた母親の再度の求めに応じ、転倒からおよそ40分後、消防に通報したということです。

新居浜市内の病院に運ばれた児童は頭部骨折、外傷性くも膜下出血と診断され、一時、ICUで治療を受け先月27日に退院、現在も登校できない状態が続いています。

市教委は先月30日に母親からの連絡で事態の詳細を把握し、学校側の対応が不適切だったとして校長に口頭で指導する一方、4日市内の学校長を集め注意喚起を行ったということです。

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