坂田明とイヌイジュンによるデュオ・セッション作『銀玉 -Ginza Mix-』がリリース

鬼才ジャズ・サックス / クラリネット奏者の坂田明と、ザ・スターリンの結成メンバーにしてドラマー、建築家、画家と多岐にわたって活躍するイヌイジュンによるデュオ・セッション作『銀玉 -Ginza Mix-』が、6月5日(水)にリリースされています。

宮沢正一とのデュオ作『ヨクナイモノ』、2023年に中村きょうとの二人展の会場で行なわれた即興のセッションを収めた『“Ready for War” Improvisation live』に続き、イヌイジュン主宰「SISETR RECORDS」の第3弾となる本作は、2024年4月、東京・銀座にある柴田悦子画廊にて行なわれたイヌイジュンの個展「Discommunication」最終日の7日に披露された坂田明とのセッションを収めたもの。当日は超満員だったという画廊の中で、坂田はアルト・サックス、バス・クラリネット、そして「貝殻節」の絶唱と、さまざまに変化する中、イヌイジュンがドラムを叩きまくるという実況録音盤となっています。また、最終トラックに、「即興演奏と建築理論の間で」と題された2人のトークも収録されています。

レコーディング / ミキシング / マスタリングは、“音響の鬼才”こと宇都宮泰が担当。鋭くも艶やかな坂田のサックスや表情豊かなイヌイのドラミングが細部までクリアに堪能できる仕上がり。CDには“演奏内容、録音方法の特異性から、スピーカー・システムでの再生を強くお薦めいたします”との注意書きも。

なお、アルバムのカバーアートは、イヌイジュンの『お好み焼きを焼く女』です。

© 株式会社シーディージャーナル