クロップ時代のリバプール加入全選手を米大手がランク付け! 遠藤航は「その場しのぎ」、南野拓実は「かなり良い例」

今季をもって、2015年10月からリバプールを率いていたユルゲン・クロップ監督が退任した。計9シーズン、その間に補強した選手の数は39人。米大手スポーツチャンネル『ESPN』は彼らを独自にランク付けした。

39位から29位が「ほとんど影響なし」、28位から20位が「堅実なロールプレーヤー」、19位から7位が「レギュラースターター」、6位から1位が「ディファレンスメーカー」で区切られるなか、昨夏に加入したMF遠藤航は16位に。「上り調子の21歳とノンストップで契約したいところだが、その場しのぎの選手も時には必要だ」と伝えている。

「エンドウが降格寸前のシュツットガルトから移籍してきた時、すでに30歳だった。リバプールがより注目度の高い守備的MFを何人も獲得し損ねた事実の表れだと見る向きも多かったが、彼は破格の移籍金を費やさずとも、3000分近くプレーし、守備的介入を重ねることで、その価値を証明した」

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また、30年ぶりのプレミアリーグ制覇を果たした2019-20シーズンの冬から、2022年の夏にモナコに移籍するまでプレーしたMF南野拓実は、23位に入った。最後まで定位置を掴めなかったなか、ポテンシャルは確かなものの、十分に力を発揮できなかったと振り返っている。

「ミナミノはザルツブルクでフルシーズンを戦った4年間で、ゴールとアシストを合わせて平均11.5を記録した。また、途中で移籍した24歳のシーズンには、わずか905分の出場で5ゴール・5アシストを挙げ、それ以上のペースでプレーしていた。

しかし、リバプールでの3シーズンではリーグ戦で4ゴールしか挙げられず、リーグカップの数試合がハイライトの大半だ。これは明らかに優れた選手(今季は強豪モナコで9ゴール・6アシスト)でありながら、リバプールのレベルを引き上げるには不十分だったという、かなり良い例だ」

そのほか、ベスト3は上からFWモハメド・サラー、DFフィルジル・ファン・ダイク、GKアリソン・ベッカーといずれも絶対軸になった陣容に。一方、ワースト3は下からDFベン・デイビス(現レンジャーズ)、GKアレクサンダー・マニンガー(引退済み)、GKアンディ・ロナーガン(現エバートン)が並んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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