BMWがクラウドベースのナビを改良、充電情報を充実…今夏から

BMWマップス

BMWは今夏から欧州で、最新の「BMWオペレーティングシステム8.5」を搭載した車両において、クラウドベースのナビゲーションシステム「BMWマップス」を強化する。BMWが5月29日に発表した。

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これにより、計画されたルートの概要に沿って駐車場や休憩所の情報が配信されるようになる。特に、EVとプラグインハイブリッド(PHEV)モデルでは、充電ステーションの情報(利用可能状況を含む)も表示されるようになった。さらに、アップグレードされたフィルター機能により、顧客は好みのオペレーターのステーションのみを表示することができる。

今夏からは、車両と「My BMWアプリ」間の充電最適化ルート案内の設定同期も、さらに改善される予定だ。BMWのバックエンドで収集された過去の充電停止データを用いた分析により、充電ステーションへのルーティングがより正確になるという。この改良により、記録された充電ポイントの約3分の1の位置情報がより、正確に特定されるようになる。

BMWオペレーティングシステム8.5または「BMWオペレーティングシステム9」を搭載したEVでは、充電最適化ルート案内が個々の要件にさらに正確に適応できるようになる。最短の移動時間を実現するために推奨される途中の充電停止に加えて、詳細な情報を含む代替充電ステーションもルート上にリストされる。これにより、ドライバーは必要に応じてルート計画を変更でき、適切な途中充電停止を再検索する必要がなくなる。

また、画面にはルート調整によって必要となる追加の運転時間も表示される。さらに、目的地到着時のバッテリー残量をより正確に設定できるようになった。自宅や職場など、信頼できる充電ポイントがある場所では、希望する残量の低い値を選択することもできる。

これらの改良により、ドライバーはより柔軟で効率的な充電計画を立てることができるようになり、電動車の利用がいっそう便利になる、としている。

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