「全観客が日本のようにすべきだ」 男子バレー客席で起きた応援を海外称賛「イランは妨害し…」

イランと対戦した男子バレー日本代表【写真:VNL提供】

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)は4日、男子の予選ラウンド第2週が開幕し、世界ランク4位の日本代表は同16位イランに3-0で白星発進した。海外ファンは日本ファンの応援スタイルに注目。「リスペクトがある!」「全観客が日本のようにすべきだ」と敬意を払っている。

完全ホームの客席が着目された。赤いユニホームを着た熱烈なファンで埋まった会場。日本選手の得点に金色のバルーンスティックの音が鳴り響いた。一方、イランの得点には悲鳴やため息が漏れたものの、ブーイングなど敵意のある様子が目立つことはなかった。

スイスのバレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」の公式インスタグラムが試合動画を公開。「大陸のライバル同士が激突。日本は3-0で勝利し、強すぎることを証明した」などとつづると、海外ファンからは「スタンドの日本ファンたちをとても尊敬するわ」と、両国にあった過去の“因縁”を用いて指摘する声があった。

昨年8月のアジア選手権決勝では、日本が開催国のイランに3-0で勝利。しかし、けたたましい鳴り物が響いた試合中、殺気立った現地ファンから日本選手のサーブ時に物が投げ込まれるなど、完全アウェーの環境が物議に。高橋藍が声を上げ、スタッフになだめられる事態にも発展していた。

当時の出来事を踏まえた上で、今回の投稿には海外ファンから「日本チームを妨害していた。でも、ここ日本では、たとえそれが彼らのチームの試合であっても対戦相手にリスペクトがある!」の声。海外のブーイング文化はそれはそれで良いものだとしながら、「観客が対戦相手にブーイングをしないのを再び見られて清々しい。だから憎まないで。私はただ日本の観客が好きな一人だ」「全ての観客が日本のようになるべきだ」と称える声が相次いでいる。

日本は5日にドイツと対戦する。

THE ANSWER編集部

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