和歌山県内の防犯功労者・防犯功労団体表彰式

和歌山県内の防犯活動に長年にわたり尽力し、少年の非行防止などの犯罪の抑止に貢献した個人及び団体の表彰式が、きょう(5日)和歌山市の県・自治会館で行われました。

表彰者の記念撮影(6月5日・和歌山市・県自治会館)

これは、公益財団法人 和歌山県防犯協議会連合会が主催したもので、防犯功労者15人と4団体が表彰状を受け取りました。

和歌山県では、犯罪の発生を認知した件数、刑法犯認知件数は、2002年度以降減少してきましたが、2022年度から増加傾向に転じています。

あいさつする和歌山県警の野本本部長

和歌山県警察本部の野本靖之(のもと・やすゆき)本部長は「安全で安心な和歌山を実現するために、警察・自治体・ボランティア団体などが、よりいっそう協力して取り組んでいくことと、県民の皆さまも防犯意識を高く持ち、地域での連帯感や絆を深めていく事が重要だ」と県民へ防犯活動への参加を呼びかけました。

小・中学生を対象に校区や商業施設などで見回りを行い、防犯功労者として表彰された、岩出市の堀田泰伯(ほった・やすのり)さんは「子どもを巻き込んだ犯罪は、外の世界だけでなくインターネットの中にまで及んでいて、直接会って未然に防止することが難しくなっている。古典的かもしれないが、知らない人でも近所の人に挨拶をすることで、青少年の犯罪の芽を摘めるのではないかと思っています」と話していました。

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