主演男優賞にノミネートされず論戦に、ワン・イーボーがコメント

中国三大テレビアワードの一角を占める白玉蘭奨でのノミネートを巡って論戦が起きる中、ワン・イーボー(王一博)がコメントを発表した。

論戦の発端は、ドラマ「追風者」で主人公・魏若来を演じたワン・イーボーではなく、男性2番手役のワン・ヤン(王陽)が最優秀主演男優賞の候補に選ばれたこと。ワン・イーボー側のファンは「ドラマの火付け役として貢献度が最も高いワン・イーボーが外された」ことなどを問題視し、不満と疑問をぶつけてネット大論戦に発展する事態となった。

これを受け、作品を配信した動画配信サービス・愛奇芸(iQIYI)の奇愛工作室は5日、「アワードの基準に沿って主演全員を送り出した。主演賞、助演賞は必ずしも1番キャラ、2番キャラと一致するとは限らない」という主旨の文書を発表。また、ワン・イーボーとワン・ヤンはほぼ同じタイミングでコメントを出し、ワン・ヤンは「行動は言葉よりも雄弁」だとして作品づくりに地道に励み続ける考えを示した。

一方、ワン・イーボーは「『追風者』が皆さんに認められたことは、ドラマチーム全員の努力、献身と切り離すことができません。互いに理解、支持し合い、魏若来の成長は一人の成長だけにとどまりません」と述べた上で、「視聴者の皆さんに感謝します。俳優として、引き続き全力を傾けてすべての役と作品に集中していきます」と表明。このコメントに大勢のファンが反応を示し、「私たちの魏若来は最も素晴らしい」「ずっと応援する」「ワン・イーボーは私たちにとって永遠の最優秀主演男優」などの声が相次いだ。

白玉蘭奨は上海人民政府などが主催するもので、29回目の今年は6月24~28日の開催が予定されている。(翻訳・編集/野谷)

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