「こんな程度の雨でこんなことが起きていいのか…」メガソーラーの建設進む山で泥水が県道に流出【福島】

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6月2日に福島県内では局地的に大雨が降りましたが、メガソーラーの建設が進む福島市では、この雨の影響とみられる大量の泥水が県道に流出していたことがわかりました。福島市の先達山ではメガソーラーの建設工事が進んでいますが、それにより災害の発生や景観の悪化を心配する声が市民などから上がっています。

■大川悠輔記者リポート

「先日の大雨でこちらの沢では大量の泥水があふれ出たということで、現場にはその際設置された土のうが残されています」

福島県内では、6月2日に福島市などで局地的に土砂降りとなったところがありましたが、市によりますとメガソーラーの建設工事が進む敷地付近から、大量の泥水が県道に流れ出ていたということです。別の場所では、敷地付近から出たとみられる泥水が農業用水にも流れ込んでいました。

■現場近くの高湯温泉観光協会 永山博昭事務局長

「こんな程度の雨でこんなことが起きていいのかという心配があった。事故が起きないような対策を業者にも行政にもお願いしたい」

県は現地調査に入り、メガソーラーの工事エリアで仮設の水路が閉じたことが原因だったと確認し、事業者に対して適切な開発をするよう指導しました。

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