受けない理由「いつでも受診できる」「経済的に負担」…がん検診受診率アップへ富山県の取り組み

2人に1人が罹患する「がん」。富山県と県内企業が一体となり、がん検診の受診率アップを目指します。

5日の会議には富山県のほか、銀行や保険会社などの県内企業11社が参加しました。

富山県は、がん検診の受診率60%を目標にしていますが、厚労省の調査結果によりますと乳がん検診が38.8%子宮がん検診は37.1%など目標に遠く及んでいません。

がん検診を受けない理由として「いつでも医療機関を受診できる」「経済的に負担」などが挙げられています。

このため富山県は、おととしから企業と協力し、缶バッジや自動車用マグネットなどでのPR、ポスターやリーフレットの展示・配布などで受診を呼びかけてきました。

今年度は、新たに受診率が低い若い女性向けのPR動画を作成し、SNSに掲載するなど啓発につなげたいとしています。

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