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防衛省統合幕僚監部は4日、鹿児島県の奄美大島沖で中国軍の偵察・攻撃型無人機(TB-001)1機を初めて確認したと発表した。領空侵犯の恐れがあると判断し、航空自衛隊の南西航空方面隊と西部航空方面隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)、警戒・監視にあたった。
統合幕僚監部によると、無人機は同日午前、東シナ海方面から飛来し、沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋を奄美大島の東方沖約200キロまで北上。反転して同じルートを通り午後には東シナ海方面へ戻った。領空侵犯はなかった。
統合幕僚監部は2021年8月、東シナ海でTB-001を初めて確認、公表しており今回で6回目。今年5月27日には中国軍のWL10偵察・攻撃型無人機1機が東シナ海の日本の防空識別圏を飛行するのを初確認している。同部は東シナ海で中国軍の活動が活発・拡大化しているとみており、無人機飛来もその一環とみられる。
無人機を巡っては海上自衛隊が八戸航空基地(青森県)で試験運用している大型無人航空機シーガーディアン(MQ9B)1機が7日、鹿屋航空基地(鹿屋市)上空に飛来する。11、12日は同基地で離着陸訓練を1回ずつ実施する予定。
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